コスパで選ぶダークローストコーヒー その6 コスパ最強コーヒー豆はラオスにあり

みなさんにとって寒くなると飲みたくなるものって何ですか?
僕は熱燗、ウイスキーに赤ワイン…いやいやコーヒーです!マグカップから溢れ出る湯気に鼻を近づけて嗅ぐあの香ばしい薫りは堪らないですよね。心も体も温まる。

僕のブログで人気があるのは自転車やクルマの記事なんだけど、実は隠れた人気記事がこの「コスパで選ぶダークローストコーヒー」シリーズ。特に冬場は毎年アクセスが伸びる。みんなコーヒー好きなんだね。ちなみにこれまでの記事はこんな感じ。






本日はなんとなんと3年ぶりのシリーズ第6弾をお届け!
どうして3年もの間、僕は沈黙を保っていたのか…

では、はじまり、はじまり。


粉派から豆派へ改宗

3年間の沈黙を破るにあたり、まずお伝えしなければならないのが、これまでずっと粉に挽いてあるコーヒー豆を買っていたのですが、2年ほど前から豆で買って飲む前にグラインダーで挽くようになったんです。きっかけはカタログギフト。

内祝いや香典返しでいただくカタログギフトって選ぶの困りません?
悩んだ挙げ句、結局お米とか洗剤とか必需品を選択。贈る方は楽だけど、贈られる方はちょっとねと思ってた。今回もカタログギフトをいただいて、どうしようかなぁと考えていたら、目についたのがこちらのコーヒーグラインダー。


ラッセルホブスといえば、泣く子も黙るイギリスのおしゃんな(死語)キッチン家電ブランドじゃないですか! こんないいものをもらえるんだったら、毎日コーヒー豆を挽くよ!ということですぐにポチッ(実際にはハガキに書いて投函)したのでありました。

届いてみたら、削りだしのシルバーっぽい感じがとても良い。これをキッチンに置くだけでおしゃれカフェ感が爆上がり。コーヒーの粉が飛び散って、シルバー部分がどうしても汚れちゃうのが残念だけど、オススメの逸品です。

そして、時を同じくして長らく愛用していたコーヒーメーカーがご臨終…R.I.P. そこでAmazonアウトレットでお手頃になってたコイツを購入したのです。


流石はコーヒー関連商品を作り続けて100年以上の歴史があるメリタの製品。細部に亘ってよく考えられてる。給水カップ部分の握りやすい形状やドリッパー部分の何も考えなくてもサラッと取り付けられる形など、ドイツの工業製品って感じがビシバシ伝わる。なんか、細かなところまで使い手のことを考えてるのがメルセデスに似てるなぁと思ったら、メリタの創業者はメリタ・ベンツさん。やっぱベンツだね(笑)

あと、驚いたのが各パーツごとに交換部品を発注できること。買ってすぐ給水カップの蓋を落として少し欠けてしまったんだけど、これぐらいの価格の製品だとまるごと買い換えなきゃなんないんだろうなって凹んでた。そしたら、説明書に各部品の価格と発注書が付いてるのを発見。歓喜したのは言うまでもない。結局、そのままでも使えるので発注はしなかったけど、企業としてこの姿勢は素晴らしい。

1つだけ欠点を挙げるとしたら、ポットの注ぎ口の形状がイマイチでコーヒーを注ぐ時に盛大にこぼれる。最初はいいだけど、ポットに入っているコーヒーが少なくなってくるとジョバ女バッとこぼれちゃう。ここだけはなんとかして欲しい。でも、こちらも買いの逸品です。


毎朝コスパ最強コーヒー豆を挽く幸せ

豆は粉と比べるとコーヒー作るのに時間がかかるから面倒くさいっちゃ面倒くさい。でも、毎朝コーヒー豆の袋を開けて、艶々に黒光りしている真っ黒な豆を見ながら、香ばしい薫りを嗅ぐ幸せは何事にも代えがたい。癒やされるよ。

豆派になってからまず最初に買ったのは僕の粉ランキングで第1位に輝いたこちらのコーヒーの豆版。入手が難しくて、わざわざヨドバシカメラのお取り寄せで購入。


粉でめちゃ美味しいんだから、豆だったら悶絶するだろうとすんごい期待して飲んでみたんだけど…なんか普通。どちらかというと粉の方が美味しいような。期待が大きかっただけに残念な結果に意気消沈。

さてどうしたものか、また果てしないコスパ最強コーヒー探しの旅が始まるのか?期待と不安が入り混じった気持ちのまま出張で訪れたロンドンで僕はあるコーヒーに出会いました。それがこちら。ロンドンの高級スーパー「Waitrose」のプライベートブランドでパプアニューギニア産のコーヒーです。


パプアニューギニア産のコーヒーなんてあまり聞いたことがないからお土産に1つ買って帰ったんだけど、日本で飲んでみてびっくり。スマトラみたいに力強い土っぽさがあるけど、大地の甘みというか、ほんのり甘さも感じるような独特の味で本当に美味しい。これは名物にすべきじゃないかと思うほどの品質。

このコーヒーに感銘に受けた僕はパプア産のコーヒーを探しまくる。でも、日本では中々見つからない。見つかってもロンドンで買った500gで600円みたいな価格じゃ買えない。どれも結構良い値段が付いてる。

そこで僕はパプアにこだわらなくても第三国のコーヒーで他に美味しいものがあるんじゃないかと考えた。そして、第三国のコーヒーなら、まだ価格も抑えられているのではないかと。まあ、ワインでいうチリみたい感じね。そこでいろいろ調べてみたら、出会ってしまったんです。コスパ最強のコーヒー豆に。その豆はラオスにありました。

大阪の藤田珈琲さんが出しているこのプレミアムラオスブレンドが僕が現時点でコスパ最強だと思うコーヒー豆。通販なら加藤珈琲店とか澤井珈琲が有名だけど、藤田珈琲はノーマーク。
ラオスという産地もノーマーク。ラオスって確か社会主義だよね?卒業旅行で東南アジアをバックパック背負って旅してた時にラオスのヴィエンチャンとインドネシアはいいぞって海外の奴らがよく言ってたな。でも、彼らのいいぞは物価の安さが基準だからアテになんないけど。

話がそれたけど、こちらのコーヒー、豆の質はそこまで高くはないと思う。だけど、しっかりと深煎りされて苦味もそこそこ、酸味はまったくなくて飲みやすい。コクも満足いくレベル。すべてがそこそこのレベルでバランスが取れてる。そして、お値段は2キロで2600円程度(送料込み)。この味でこのお値段。コスパ高いよ。実はこの豆に出会ってから2年近くは浮気せずにずーっとこればっか。それだけ気に入ってる。

こちらの豆では少し物足りないなぁって人は上位グレードの「黒曜石の煌めきマンデリンブレンド」がオススメ。値段は倍近く跳ね上がるけど、ほんとに黒曜石かってくらい黒光ってる。豆を手にとって眺めるだけでうっとりしちゃう。

ちなみに僕が最初にお試しで買ったのはこのセット。プレミアムラオスブレンドと黒曜石の煌めきにアイスコーヒー用のラオスブレンドがセットになってるから、次回からは気に入った豆を購入すれば良し。最初はこれがオススメかな。

なんか、藤田珈琲のセールスマンみたいになってきてますが、かなり気に入ってるのは事実。今日も朝から美味しく頂きました。

さてさて、これで長らく続いたダークローストコーヒー探しの旅は完結するのか?!はたまた、また新しい豆を探す旅路に出発するのか?!それは神のみぞ知る、多分。


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