コスパ最強!300円で飲めるIPAビール

最初に言っておきますが、今回のタイトルは誇大広告並みになっております。いわゆる釣りってやつですね。正確に言うと「コスパ最強!300円台で飲めるIPAビール」なんだよね。JAROとかに通報しないでね。

では、はじまり、はじまり。


IPA(インディアンペールエール)ってどんなビール?

インディアンペールエールはその名の通り、インドのペールエール。むかし、むかし、イギリスから植民地のインドへビールを送ると長い船旅の間にビール腐ってしまったらしい。
そこで頭の良いイギリス人は考えた。普通のビールよりも抗菌作用の高いホップを大量に入れて防腐効果を高めたら、インドでも美味しく飲めるんじゃね?
で、生まれたのがホップを贅沢に使った高アルコールのIPA。

ホップを贅沢に使うということは「香り」と「苦味」が抜群に良くなるってこと。そして、通常は5%ぐらいのアルコール度数が7%程度まで高められ、飲み味はかなりインパクトあり。
でもね、この鮮烈な「香り」と「苦味」と「インパクト」のトリオが最高なんだよ。この魔のトライアングルにハマってしまったら、他のビールは飲めなくなるよ。


今夜決定!300円で飲めるコスパ最強IPA

ちょいと前のクラフトビールブームのおかげで街場にもクラフトビールが飲めるお店が増えたよね。最近ではコンビニなんかでも買えるようになってきた。

僕もクラフトビールはビアパブで飲む派なんだけど、コロナ野郎のおかげで最近はもっぱら宅飲み。そんな中、近所のダイエーで発見したのが缶ビールのIPA。お値段見ると税抜き298。
「ちょっと高くね、トップバリューの発泡酒は98円なんだけど」という心の声をぐっと抑えて試しに買ってみた。で、飲んだ。そして、感動した。

この感動をみんなと分かち合いたいので、僕がコスパ最強だと思う300円台のIPAをご紹介します。個人の好みもあるので今回は僕のベスト1を含む3銘柄をご紹介。

長濱浪漫ビール 長浜 IPA special

どちらかというと日本酒のイメージが強い滋賀県のビール。
苦味が強く、香りは控えめ。個人的にはもう少し個性が欲しいかな。でも、IPAの特徴を知るにはコスパもいいし、オススメ。

エチゴビール FLYING IPA

ドラゴンのポップなイラストが印象的なこちらのIPAはこれまた日本酒のイメージが強い新潟発のビール。
香りも良くて、苦味とフルーティーな爽やかさが両立してる、とてもバランスの良いお味。
本当に美味しいビール。

J-CRAFT HOPPING ガツんとIPA

ついに真打登場。僕がダイエーで出会ってしまった。奇跡のIPA。
なんかふざけたネーミングなんだけど、マジでガツん!ときます。これは衝撃でしたね。
香りも素晴らしくて、これを飲んでると部屋に入ってきた子供が「なに?この良い香り」って言うぐらいフルーティーというのか、ボタニカルというのか、なんとも言えないホップのアロマが広がる。350mlだけど1リットルぐらいの飲み心地がする濃厚なビール。間違いなくコスパ最強IPA。


ようこそ!IPAワンダーランドへ

宅飲みのビールって、前座的な役割というか、メインを際立てる脇役的な位置付けじゃない?
だから、そこそこ美味くて安いビール、たとえば麦とホップあたりで十分だったんだよね。だって、メインはその後に飲むスモーキーなスコッチのハイボールや無濾過吟醸生酒なんだもん。

でも、ガツんとIPAはビール自体がメインを張ることができる存在。香りに癒やされ、飲みごたえに悶える。この正反対の魅力に満たされるというカオスな状態を味わえるビールを僕は他に知らない。

最近はハイボールだけなんだよねって人にもプリン体を臆せずガツんと飲んで欲しい。ちょっと大きめのビアグラスに注いで夜風を浴びながら、ひとりでゆっくり味わえば、夢の世界に迷い込めるはず。


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