子育てパパのセカンドカーについて考えてみる

アメリカンヴィンテージオープンカー

セカンドカーへの憧れ

僕の自宅はベイエリアと言えば聞こえがいいが、つまり湾岸地帯。繁華街とは少し離れた場所にある。高速の湾岸線やバイパスを使えば、すぐに中心部に辿り着けるので、それほど不便は感じないが、クルマは必需品だ。

ただ、他のエリアに比べると土地は安い方なので、駐車場もお手頃な価格で借りることができる。屋外の機械式であれば月額3,000円、自走式の立体駐車場の屋上であれば5,000〜7,000円、僕の借りている自走式立体駐車場の中層階でも9,000円だ。

なので、クルマの所有が1台だけでも親御さんや友達が頻繁に遊びに来る家族は2区画借りている。他にも10年は動いていないだろうフォルクスワーゲン・タイプ2が埃をかぶって停められており、物置となっている。もちろん、セカンドカーのために借りている人たちもいる。

最近、マンションの掲示板に空き区画の募集が掲示されており、それを見る度にこれだけ駐車場が安ければセカンドカーもありだなと考えるようになった。クルマを使うのは僕と奥さんだけなので、予定がかち合うこともあまりなく、1台でも不便に思ったことはなかったが、たまにどうしてもクルマで出掛けたい時に奥さんが使っているとストレスを感じる。

そういうストレスの積み重ねとセカンドカーであれば、思いっきり自分の好み、自分の趣味に振ったクルマを選択できるのではないかという憧れが僕の中でふつふつと沸き起こってきた。そこで、来る日のためにセカンドカー所有の実現性とセカンドカー選びの方針を僕の頭の中で整理しておこうと思い、この記事を書いている。


何を基準に選ぶかだけでもワクワクする

田舎でクルマが生活の一部となっていて一人一台という地域を除き、セカンドカーを所有するということは贅沢な夢だ。でも、夢だからこそ、すべての選択肢から自由に選ぶことができる。もちろん、パパさんにはコストという制約があるのだけど…選ぶ時ぐらいはワクワクしようじゃない。

ファーストカーを選ぶ時には安全性や維持費、扱いやすさなど自分以外の家族が乗車することも考えて候補を絞っていった。でも、セカンドカーなら、そんなこと一切気にする必要なんてない。僕は自由なのだ。

心を落ち着かせて僕が導き出したセカンドカーの選択基準は次の2つ。どちらかを満たせば良いと考えている。

  • オープンカー
  • 小排気量のマニュアル車
まずは誰がなんと言おうとオープンカー!
これは独身ならまだしも家族のある身ともなれば、セカンドカーでしか実現できない夢である。風を感じて走る開放感を思う存分味わいたい。

小排気量かつマニュアル車という選択は以前にも書いたとおり、奥さんがAT限定免許のために叶わなかった小排気量のクルマをマニュアルでブンブン振り回したいという夢を実現させたいからである。

僕の夢が詰まった2つの基準で選んでみたセカンドカー候補をご紹介します。残念ながら、コストという現実とも、どこかで折り合いをつける必要があるので、スーパーカーなどは候補から外しました。あしからず。

マツダ ロードスター

2つの基準を完全に満たすのはこのクルマ。フルモデルチェンジで原点回帰したことも良かった。RFも美しいが、少しでも多くの風を感じるためにフルオープンタイプを選びたい。
マツダロードスター
By Loadbeta (Own work) [CC0], via Wikimedia Commons



フィアット 500C

子供の頃に見た「カリオストロの城」は未だに心に焼き付いている。いつかは必ずという気持ちを持ちながらも家族が一人増え、また一人増えとなるうちに諦めかけていた。でも、やっぱりコレには乗りたい。1.2リッターのツインエアを小気味よく吹かしてルパンの如く颯爽と走りたい。
フィアット500のキャンバストップオープンカー(フィアット500C)



フォルクスワーゲン ビートル カブリオレ

チンクエチェントと同じく子供の頃から憧れていたビートル。4人乗るのはしんどいけれど、1人でゆったり乗るには最高。新型ビートルでは日本でカブリオレが発売されていないが、そのスタイルだけで旧モデルでも十分購入する価値あり。新型のR-Lineもすごくカッコ良くて気になる気になる。
 フォルクスワーゲン ビートル カブリオレ
© M 93 / Wikimedia Commons, via Wikimedia Commons


Honda S660

このクルマは本当に大人のオモチャですね。実用性はほぼゼロ。乗って操って走りを楽しむだけの乗り物です。コンパクトなところも車高が低いのも◎。乗ると見える世界が違います。他のメーカーも勇気はいるけど、こういう趣味性の高いモデルを手掛けていって欲しいです。
Hondaの軽自動車オープンカー S660
By Morio (Own work) [CC BY-SA 3.0 
(http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], 
via Wikimedia Commons


MINI コンバーチブル

肌で風を感じながら、身体でゴーカートフィールを感じる、という贅沢な願望を叶えてくれるMINIのオープンタイプ。新車だと結構高いけど、旧型であれば、良い個体を中古市場で見つけられる予感がします。これもビートルと一緒で様になります。
MINIコンバーチブル
By The Car Spy (Mini Cooper 'Sidewalk' Convertible)
[CC BY 2.0 (http://creativecommons.org/licenses/by/2.0)],
via Wikimedia Commons


夢の途中

ここまで5台のクルマを候補に挙げましたが、中古市場も含めて見渡すとあれもこれもいいんじゃない?と次々候補が出てきてぜんぜん絞り込めません。自分の優柔不断さが身に沁みました。というより、僕にとってセカンドカーを持つということは、それほど血湧き肉踊ることなんだと思います。整理してみると言ったものの、中々できそうにないので、しばらく継続して検討していきたいと思います。僕の夢はまだまだ続きます。


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